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【明治大学競走部】紫紺の襷を、未来の頂点へ

在校生の活躍

【明治大学競走部】紫紺の襷を、未来の頂点へ

紫紺の襷を、未来の頂点へ――4年間の挑戦、その先にある2032年1月――

明治大学競走部に入部してから、あっという間に4年の月日が経とうとしています。振り返ってみると、私の4年間は、決して順風満帆なものではありませんでした。

1年生の時、憧れだった箱根駅伝の舞台に立つことができました。初めて紫紺のユニフォームに袖を通し、沿道を埋め尽くす大歓声と、紫紺の旗を受けながら駆け抜けたあの景色は今でも鮮烈に脳裏に焼き付いています。

あの日、箱根路で全身に浴びた高揚感と同時に、「明治大学の名前をもっと上へ押し上げたい」という強い衝動が胸に刻まれました。しかし、その後の日々は試練の連続でした。

度重なる怪我で思うように走れず、焦りばかりが募る日々。さらにはチームとして箱根駅伝本大会への出場権を逃すなど、理想とは程遠い現実に向き合わなければなりませんでした。

特に、走れない時間は、走っている時以上に自分自身と向き合う時間だったと思います。第五腰椎分離症を経験した際、約3か月間、走ることができませんでした。

 

「いつになったら走れるのか」

「このまま戻れなかったらどうするのか」

 

そう考えてしまうこともありました。

それでも、できることを一つずつ積み重ねました。バイクやプールで身体を動かし、体幹を鍛え、復帰後もいきなり以前の状態に戻そうとはせず、少しずつ走る時間を増やしていきました。

走れないなら、走れるようになるために今できることをする。

当たり前のことかもしれませんが、この経験は、私の競技人生において大きな意味を持っています。

競技者として強くなるということは、速く走れるようになることだけではありません。苦しい時にどう考え、どう行動するか。自分で課題を見つけ、一歩ずつ前に進むこと。その積み重ねが、最後には大きな差になるのだと思います。

そして今、私は4年生として、長距離ブロックの主将を務めています。自分一人が速く走ったからと言って、チームが強くなるわけではありません。

駅伝は、一人では完結しない競技

練習では、調子の良い選手だけが頑張るのではなく、苦しい選手がいれば仲間が声を掛ける。競技に対する考え方が違えば、学年や立場に関係なく意見をぶつけ合う。時には思うように結果が出ず、全員が苦しい時期もあります。

それでも、同じ紫紺の襷を目指しているからこそ、もう一度前を向くことができます。私が主将として大切にしてきたのは、「挑戦すること」です。私たち長距離ブロックは、「挑戦~自身の限界の先へのチャレンジ~」という思いを持って日々の練習に取り組んでいます。

限界は、いつも自分のすぐ近くにあります。

練習で最後の一本を走り切る時。

故障から復帰して、以前の自分を取り戻そうとする時。

駅伝の終盤、身体が動かなくなった時。

そこで、あと一歩踏み出せるか。

私は、この「あと一歩」の積み重ねが、明治大学競走部を強くすると信じています。そして、その挑戦を続けるためには、選手だけの力では足りません。

日々の練習を支えてくださるスタッフの方々、食事や生活を支えてくださる方々、競技を続ける環境を整えてくださる方々。そして何より、明治大学を卒業してからも競走部を気にかけ、応援してくださる校友の皆様。

私たちは、決して一人で走っているわけではありません。

レース当日に沿道から聞こえる「明治頑張れ!」という声は、選手にとって本当に大きな力になります。苦しい時、足が止まりそうな時に、その声がもう一度前へ進む背中を押してくれます。だからこそ、今度は私たちが結果で応えたいと思っています。

「応援していてよかった」と思っていただけるような走りをしたい。

そうして多くの方に「明治を応援していてよかった」と感じていただけるチームをつくり、その先にあるのが2032年1月3日の箱根駅伝総合優勝です。

83年ぶりの総合優勝

数字だけを見ると、遠い未来のように感じるかもしれません。しかし、2032年1月の箱根駅伝を走る選手たちは、今の私たちの姿を見ています。

私たち4年生が何を残すのか。

今のチームがどんな文化をつくるのか。

後輩たちにどんな背中を見せるのか。

それらすべてが、2032年1月の駅伝大会につながっていくのだと思います。

私自身、4年間の競技生活の中で、たくさんの方に支えていただきました。家族、仲間、スタッフ、大学関係者、そして明治大学を応援してくださる皆様。

走れない時期にも競技を続けることができたのは、自分一人の力ではありません。最後の4年生として、そして長距離ブロックの主将として、これまで受け取ってきたものを、次の世代へつないでいきたいと思っています。紫紺の襷には、これまで明治大学競走部を築いてきた先輩方の歴史があります。

私たちは、その襷を受け取り、次の世代へ渡す途中にいます。だからこそ、今の結果だけではなく、その先の未来まで見据えて走りたい。

2032年1月3日、大手町で明治大学が総合優勝を果たすその瞬間に、「あの時の挑戦がつながった」と思ってもらえるような4年間にしたいと思っています。その未来をつくるのは、選手だけではありません。

選手が走り、仲間が高め合い、スタッフが支え、そして校友の皆様が背中を押してくださる。一人ひとりの想いが結集して、初めて「ALL明治」として大きな力になります。

 

私たちは、最後まで挑戦します。

自分自身の限界の先へ。

チームとしての限界の先へ。

そして、明治大学競走部がまだ見たことのない頂点へ。

 

これまで明治大学競走部を支えてくださった皆様への感謝を胸に、私たちは今日も紫紺の襷をつなぐために走ります。
いつの日か、再び大手町で、紫紺の襷を掲げる瞬間を。
その未来に向かって、私たちは挑戦し続けます。

■長距離ブロック紋別合宿2026 ※YouTubeチャンネルにジャンプします。
https://www.youtube.com/watch?v=dGkV_03Lw6A&t=900s

 

明治大学体育会競走部
駅伝部 主将 大湊 柊翔
https://meiji-kyoso.com/

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